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- 未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指しています
- 自己PRって言っても、なにをアピールしたらいいのかわからない…
- 自己PRの考え方やまとめ方がわかるよ
- 自己PRの例文を見ることができるよ
詳しく見ていきましょう。
はじめに
ぼく
先生
未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指していると、「自己PR=デザイナーとしての実績をアピールしないといけない」みたいな気分になりませんか?
ぼくは26歳の時に未経験から事業会社のUI/UXデザイナーに転職しましたが、転職当初は同じような気分になっていて、何を話したらいいか迷っていました。
ただ、エージェントに相談するうちに、デザインの実務が未経験でもアピールできる要素があることがわかり、無事に自己PRをまとめることができました。
このページではぼくが転職活動中に見つけた自己PRの落とし所について、考え方やポイントをまとめてみました。
自己PRを考えるときの参考になれば幸いです。
自己PRの例文
まず先に、自己PRの例文を紹介します。
これはぼくが転職当時に使っていた自己PR文で、だいたいどこの会社でもこの文章を使い回していました。
○○と申します。
前職では小さな広告代理店で、パンフレットとかチラシ制作の営業を行なっておりました。
在職中にwebに興味を持ち、個人でWebデザインの仕事を行なっているうちに、Webの方へシフトしたいという気持ちが強くなり、転職を考え、応募いたしました。
営業で培ったコミュニケーション力とWebデザイン経験を武器に、Webデザイナー(UI/UXデザイナー、Webディレクター)として貢献したいと考えております。
よろしくお願いいたします。
読者のみなさん
短いですがこれで大丈夫です。
自己PRはほとんどの場合、会話の”きっかけ作り”として面接の冒頭で聞かれることが多く、そこから経歴を深掘るような質問が続いていきます。
ですのでここでは詳細は述べず、概要をさらっと触れるだけでOKです。
また履歴書とかに自己PRを書く場合は、上記の文をベースに少し経歴の詳細を加えて、次のような感じに仕上げていました。
〇〇大学卒業後、〇〇会社にてパンフレットやチラシ制作の新規開拓営業に従事し、クライアントと社内のデザイナーとの間に立って予算管理や制作進行管理、デザインのディレクションを経験しました。
また在職中にwebに興味を持ち、本業の傍ら個人でWEB制作の仕事を受け、経験を積んでまいりました。
営業で培ったコミュニケーション力とWebデザイン経験を武器に、Webデザイナー(UI/UXデザイナー、Webディレクター)として貢献いたします。
ぼく
自己PRの考え方について
ここからは「自己PRをどのように考えたらいいか」について、ぼくの考えを述べていきます。
まずはポートフォリオを頑張る
読者のみなさん
…と思う方もいるかもしれません。
しかし、Webデザイナー、UI/UXデザイナーとして働いてきた方々からすると、応募してきた人の「やる気」「頑張り」「スキル」は、ポートフォリオを見れば一発でわかります。
つまり、ポートフォリオ自体が非常に大きな自己PRになっているのです。
ですので、まずはポートフォリオを本気で一生懸命作ってください。
ここで頑張るか頑張らないかが、自己PRの質をとても大きく左右することになります。
ぼく
未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職する際は、即戦力としてはみなされにくいので、とにかくポテンシャルをアピールするしかありません。
口だけで「頑張ります!」と言っても信憑性がないので、形ある証拠としてポートフォリオを作ります。
自分の強みを活かして売上にどう貢献できるか考える
採用活動において、会社は「売上に貢献する人材」を求めています。
ポートフォリオでやる気や頑張りが認められても、売上に貢献できる人材だとみなされなければ、不採用となってしまいます。
実務未経験だとWebデザイナー、UI/UXデザイナーとして即戦力となるのはあまり期待できないので、ひとまず、
ぼく
…という切り口で、ポテンシャルをアピールできればOKです。
この時に、応募する会社の事業内容をよく調べ、「何をしたら売上UPにつながるのか」を理解しておくことが大切です(例えば問い合わせ数を増やす、有料会員数を増やす、など)。
そして「それに向けて自分の持っている強みをどう活かせるのか」と「その強みを象徴するエピソード」まで説明できると、自己PRとしてはかなり説得力が増したものになります。
「売上を上げるための努力」とは、例えばマーケティングについて勉強してみるとか、コンバージョンを上げるための手法について勉強するとか、そんな感じのことです。自分なりに、今から始められることをやってみました、ということが言えればいいかなと思います。
「自分の強み」については次の章で詳しく述べますが、例えばぼくの場合だと、「営業で培ったコミュニケーション力」を引き合いに出しており、「(Webやアプリには多くの人が関わってくるので)自信のコミュニケーション力でステークホルダー間の調整を行い、目的達成に向けてプロジェクトを前進させます」というようなアピールをしていました。
自分の強みをどのように見つけ出す?
上でも述べたように、自己PRでは「自分の強みを活かして売上UPに貢献する」ことをアピールできる必要があります。
しかし、もう一歩踏み込んだ話をすると、その「自分の強み」は果たして本当に”強み”なのか?という問題があります。
応募者
面接官
…という感じで、面接官としても初めて会う人なので、少し疑ってかかる傾向があります。
ですので、上でも述べたように、「自分の強み」を、具体的なエピソードを交えてしっかりと説明できるようにしておく必要があります。
では「自分の強み」をどう見つけ出すのか?ということですが、これには次の2つのアプローチをとるといいかなと思います。
- 思いつくものをとにかく書き出してみる
- 結果を伴ったエピソードがあるか振り返ってみる
ぼく
思いつくものをとにかく書き出してみる
まずは紙とペンを用意して、「自分はこれが強みかも」と思うものを書き出してみます。
ここでは特に深く考えず、パッと思い浮かんだものを書き殴る感じでOKです。
書き出し中
ぼくは転職当時、「コミュニケーション力」「愚直」「真面目」「論理的思考力」「たまにユーモアがある」とか書いていた気がします(改めて書き出すと恥ずかしいですね…w)。
スマホに書き出すのでもいいですが、紙に書き出した方が全体を俯瞰したり頭を空っぽにして臨むことができたりするので、個人的には紙をおすすめします。
お悩み中
…という方は、適職診断とかの自己分析ツールを使うといいかもしれません。
おすすめの適職診断ツールをまとめた記事↓もあるので、よければ参考にしてみてください。
普段意識したことのない自分の側面をうかがい知ることができて、けっこう面白いですよ。
結果を伴ったエピソードがあるか振り返ってみる
先ほど書き出した自分の強みの中から、具体的なエピソードを絡めて説明できそうなものがないか、探してみます。
エピソードを見つけ出す際は、次の3点に気をつけると良いです。
- なるべく最近のことにする
学生時代や昔の職場でのエピソードではなく、前職や直近のプロジェクトでのエピソードなどにする。人間の性格は時代を経て変化するので、なるべく直近のエピソードの方が信憑性が高い。 - 仕事に関することにする
プライベートでのエピソードではなく、仕事でのエピソードにする。会社は「この人はうちの会社で活躍できるのか…?」ということを気にしているので、仕事でどのような強みを発揮できるのかを話す必要がある。 - 具体的な結果を明示する
「〇〇という強みを発揮して△△した結果、□□を達成することができました」という文脈に落とし込めるかどうか見極める。□□の部分は、できれば数字を伴って結果を説明できるとより魅力的。
例えばぼくの場合、「コミュニケーション力」という強みを書き出しましたが、前職でパンフレットの制作ディレクションをやった経験があったので、
ぼく
という感じで落とし込みました。
他にも「愚直さ」であれば複雑な案件を最後までやり切ったエピソード、「絵を描くこと」であれば抽象的な内容をイラスト等に起こして関係者間のイメージを統一したエピソード、などがあるかと思います。
逆に具体的なエピソードが伴わないものは「自分の強み」からは潔く外してしまった方がいいでしょう。また、「論理的思考力」「ユーモア」などはけっこう挑発的というかトゲトゲしくなってしまうので、そういうものは扱わないようにした方がいいかなと思います。あくまでも「面接で使うものとしての、自分の強み」というふうに捉えた方がいいです。
自己PRをまとめるのが不安ならエージェントに頼るのもアリ
お悩み中
…という方は、転職エージェントに相談してみるのもいいかと思います。
ぼくはワークポートという転職エージェントを利用していたので、担当の方によく添削をしてもらいました。メールや電話でわりと迅速かつ親切に対応してくれたので、けっこう助かった印象があります。
ワークポートは未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナー、Webディレクターになる方向けの案件に強いエージェントなので、もし気になるようでしたら一度面談に行ってみるといいかと思います。
ぼく
まとめ
- Webデザイナー、UI/UXデザイナーとしての実務が未経験でも、「自分の強みを活かして会社の売上に貢献できる」ことがアピールできればOK。
- まずはポートフォリオを一生懸命頑張る。ポートフォリオ自体がやる気の証明になる。
- 自己PRを考えるのが不安であれば、エージェントとかに相談してみよう。
以上で自己PRのお話はおしまいです!
ぼく