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- 未経験からUI/UXデザイナーを目指しています
- UI/UXデザイナーになるには?どうしたらいいの?
- 未経験からUI/UXデザイナーになった事例を知りたい
- 未経験からUI/UXデザイナーへ転職したときの流れをまとめてみたよ
- ぼくの場合は大体1年3ヶ月くらいで、独学でUI/UXデザイナーになったよ
詳しく見ていきましょう。
はじめに
先生、未経験からUI/UXデザイナーになるにはどうしたらいいですか?
地道に鍛錬を積んで、ポートフォリオをしっかりと作り込むのじゃ。そして面接を受けるのじゃ。
ポートフォリオが肝になる感じですか?
うむ。ポートフォリオが一番大切で、ここがしっかりしていれば大体大丈夫じゃ。あとは面接のし方や、デザイナーとしての心構え、知識などを蓄えておくと良いぞ。
わかりました!
ぼくは26歳の時に、未経験から事業会社のUI/UXデザイナーに転職しました。
当時のぼくはお金がなく、1年3ヶ月かけて独学でWebデザインを勉強し、
知り合いのツテでWebサイト制作のお仕事をいただいて実績を作り、それをポートフォリオにまとめて面接に臨みました。
結果、文系出身・IT未経験のぼくでも、なんとかUI/UXデザイナーになることができました。
このページでは、ぼくがUI/UXデザイナーを目指し始め、転職するまでの一連の流れをまとめてみました。
「UI/UXデザイナーになるにはどうしたらいいの?」という皆様へ、少しでも参考になれば幸いです。
UI/UXデザイナーを目指した理由
ぼくがUI/UXデザイナーを目指したのは、とにかく前の会社を辞めたくて、自分の好きなことを仕事にしたかったからでした。
ぼくは元々、小さな広告代理店で新規開拓の営業をしていました。
毎日のように飛び込み、テレアポをし、全然仕事が取れなくて、毎日怒られてばかりいました。
何だかんだ2年半くらい仕事は続けましたが、ポンコツ営業マンだったので給料も少なく、メンタルもボロボロでした(一回精神科に行きました)。
マジでさ、売上目標達成する気あるの?バーカバーカ
ああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!
そんなぼくでしたが、ある日、思い立ったように適職診断をやりまくります(たぶんメンタルが限界だった)。
ここで「Webデザイナー」という選択肢に出逢います。
それまでデザイナーを目指すなんて考えたこともなかったぼくでしたが、藁にもすがる思いでWebデザインを勉強し始めてみました。
すると思った以上に面白く、時を忘れてのめり込んでいました。
あれ、なんか思ったよりもWebデザイン楽しいぞ…!
後にUI/UXデザイナーの存在を知り、いつしかこれを生業にしたいと思うようになります。
そして、「1年くらいかけて勉強し、転職しよう」と決意します。
UI/UXデザイナーになるまでの全体の流れ
ぼくがWebデザイナー、UI/UXデザイナーに興味を持ってから、実際に転職しUI/UXデザイナーになるまで、大まかな流れはざっくり次のような感じでした。
- 適性があるか調べる
- とにかく勉強する
- 実績を作る(クライアントワーク)
- ポートフォリオ作成
- 転職の準備
- 面接
1、適性があるか調べる
まずは、自分がUI/UXデザイナーに向いているのか?、Webデザインを楽しく続けられそうか?を冷静に見極めます。
ぼくの場合はWebの適職診断を5つくらいやったのですが、自分の性格や適職がはっきりして、適性を客観的に判断することができました。
おすすめのWeb適職診断はこちら↓の記事でまとめているので、よければご参考ください。
Webデザイナー、UI/UXデザイナー、Webディレクターの適性、向き不向き適性がわかったら、実際に手を動かしてデザインやコーディングをやってみます。
デザインについては、まずは「ノンデザイナーズ・デザインブック」という本を1冊読んで、軽く手を動かしてみました。
この本は、デザイン初学者のためのバイブル的な本で、デザインの基本的な原則がわかりやすくまとまっています。
ぼくの場合は、この本を読んだ後、家にある「ダサい」と思うチラシを一枚持ってきて、紙に手書きでデザイン案を作成し、デザインの雰囲気を体験してみました。
コーディングについては、ドットインストールというオンライン講座で、HTMLとCSSを少しかじってみました。
2024年5月現在だと、はじめてのWeb制作という講座が無料公開されているので、動画内で紹介されているテキストエディタをインストールし、実際に手を動かしながら受講してみるといいでしょう。
1本の動画は3分程度なので、空き時間にサクッと勉強できます。
2、とにかく勉強する
適性に問題がなさそうであれば、デザインやコーディングの勉強をどんどん進めていきます。
目標は、ゼロからWebサイトを作れ、Web運用周りの知識が軽く身についている状態になることです。
ぼくの場合はお金がなかったので、独学で勉強することにしました。
独学では、本やオンライン講座を活用し、手を動かしながら学びましたが、それでも一通りのスキルを身につけることができました。
かかった費用は合計で14万円ほどでした。
独学のやり方についてはこちら↓の記事でまとめているので、よければご参考ください。
1年3か月で独学でUI/UXデザイナーになるためにやった12のステップお金に問題がなければ、デザイン系の学校に通うのも全然アリです。
個人的には、学校に通うメリットとして、次の5点が挙げられると思っています。
- プロのデザイナーにデザインを教えてもらえる
- ビジュアルデザインを高いレベルまで突き詰められる
- (課題が多いので)「作る」ことに早く慣れる
- (強制的に)勉強する習慣ができる
- ポートフォリオの添削もしてもらえる(学校による?)
デザイン系の学校としては、まずは東京デザインプレックス研究所を検討してみるといいかなと思います。
ぼくは通っていませんでしたが、デザイナー志望の友達が1年ほど通っていて、ビジュアルデザインのレベルかかなり上がっていました。
WebやUI/UXの講座もあるようですので、一度資料請求(無料)してみてはいかがでしょうか。
【PR】大人が学ぶ、デザイン専門校『東京デザインプレックス研究所』
3、実績を作る(クライアントワーク)
Webサイトを作れるようになったら、ポートフォリオに載せるための実績を作っていきます。
ポートフォリオには、必ず過去の制作実績をいくつか載せなければなりません。
一般的には、Web制作実績が5個以上、バナー制作実績が20個以上必要、と言われています。
また、実績にはなるべくクライアントワークを入れると良いです。
クライアントを相手に作った実績はより実務レベルに近く、面接官からの評価が高くなります。
ぼくの場合は、知り合いのツテで2つほどWeb制作のお仕事をいただけたので、それを実績に入れました。
また、クライアントワークだけだと実績の数を稼げなさそうだったので、【PR】クラウドワークスに登録し、コンペ案件をもとに架空のバナーやWebサイトを作り、それを実績としました。
クライアントワークだけだと実績の数が追いつかない場合は、架空のWebサイトやバナーを作って実績としても大丈夫です。
4、ポートフォリオ作成
UI/UXデザイナーになるためには、ポートフォリオの作成が絶対に必要です。
個人的にはここに一番力をかけました。
未経験からUI/UXデザイナーになるので、とにかく今持っている力をすべて発揮し、スキルとやる気を存分に証明する必要があります。
不格好でも良いので、採用担当者のことを考えながら、熱量が伝わるポートフォリオを作れると良いです。
逆に、ポートフォリオがしっかりできていると、その後の書類選考や面接が楽になります。
時間をかけて良いので、じっくりと取り組みましょう。
こちらが当時のポートフォリオ(一部編集あり)です。今見るとかなり荒削りですが、当時はとにかく一生懸命作ってました。
当時のポートフォリオ作成手順についてはこちら↓の記事でまとめているので、よければご参考ください。
ポートフォリオ制作の10のステップ(未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指す方向け)5、転職の準備
ポートフォリオが一通り完成したら、エージェントに登録し、履歴書と職務経歴書の準備をします。
ぼくはワークポートという、未経験のデザイナー求人に強いエージェントにお世話になりました。
履歴書や職務経歴書は一般的な雛形を使いましたが、文章のまとめ方に若干コツがあるので、エージェントに添削してもらいながらまとめました。
履歴書と職務経歴書についてはこちら↓の記事にまとめてるので、よければご参考ください。
【履歴書・職務経歴書の書き方】未経験からWebデザイナー・UI/UXデザイナーを目指す方向け6、面接
いよいよ面接です。
面接では、志望動機や転職理由、ポートフォリオの説明など、いろいろなことを聞かれます。
ぼくはけっこう緊張しがちな性格なので、志望動機とかをスラスラ言えるよう、前日に何度も復唱して練習していました。
が、だいたい聞かれる内容はどこも似ているので、2〜3社面接するとだいぶ慣れてきて、パフォーマンスが安定してきました。
結果的に、60社くらい書類応募し、10社くらい面接をして、3つほど内定をいただくことができました。
面接で聞かれた質問とその回答については、こちら↓の記事にまとめているので、よければご参考ください。
ぼくが面接で受けた10の質問(未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指す方向け)資格は必要なのか?
UI/UXデザイナーになるにあたり、必要な資格というものはありません。
ぼくの周りの現職UI/UXデザイナーでも、持っていない方はたくさんいますし、転職時にも資格のことはほとんど話題に挙がりませんでした。
一般的に、UI/UXデザイナー向けの資格として、次のようなものが挙げられます。
が、これらの資格は入社後に取得するのでも全然問題ないですし、「取りたければ取る」くらいの感覚で大丈夫です(ぼくも最近になって資格取り始めました)。
- ウェブデザイン技能検定
- Google UX Designプロフェッショナル認定
- Webクリエイター能力認定試験
- HTML5プロフェッショナル認定試験
- 人間中心設計(HCD)専門家資格認定制度
- 色彩検定
UI/UXデザイナーになってみて、どうだったか?
最終的に、ぼくは従業員1,000人規模くらいの事業会社に転職し、自社サービスのUI/UXデザイナーとして働いています。
結論から言うと、ぼくはUI/UXデザイナーになって良かったと思っています。
それは「在宅で仕事できる!」みたいなワークライフバランスの側面もありますが、UI/UXデザインの持つ行動心理学的な側面がめちゃくちゃ面白いからでもあります。
UI/UXデザインは奥が深いです。ボタンの色を赤から緑に変えただけで、クリック数が2倍に跳ね上がることもあります。
「ユーザーと向き合ってデザインで行動をより良くする」のが、UI/UXデザインの醍醐味です。
ぼくはUI/UXデザイナーになって何年か経ちますが、この「ユーザーの行動を変える」という快感があるから、今でもUI/UXデザイナーを続けられているんだと思います。
「デザインでユーザーの行動が変わるの??」という方は、任天堂の元エンジニアさんが書いた『「ついやってしまう」体験のつくりかた』という本がおすすめです。
「スーパーマリオはなぜ説明もなしに、『右に進む』と理解できるのか?」という話からスタートし、UI/UXデザインの面白さを体感できる良書です。
UI/UXデザイナーになろうと考えている皆様、ぜひ一度読んでみてください。
また、ワークライフバランスのことも含め、事業会社のUI/UXデザイナーとして働いて感じた、
楽しいこと、つらいことを、こちら↓の記事にもまとめています。
よければご参考ください。
Webデザイナー、UI/UXデザイナーは楽しい?きつい?まとめ
- 1年くらい頑張れば未経験からでもUI/UXデザイナーになることはできる。
- ただし適性とかもあるので、「続けられそうか?」はちゃんと見極めた方がよい。
- UI/UXデザインはかなり面白い世界なので、興味があればぜひ!
以上でUI/UXデザイナーになるには?のお話はおしまいです!
お疲れ様でした。どうもありがとさん