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- Webデザイナー、UI/UXデザイナーの残業事情が気になる!
- なるべく残業の少ない会社に入りたい…!
- Webデザイナーが残業がちな理由がちょっとわかるよ。
- 残業の少ない会社を見分けるポイントが何となくわかるよ。
詳しく見ていきましょう。
はじめに
パッパ
ぼく
パッパ
ぼく
Webデザイナーは激務だとよく言われます。
ぼくも転職当時、Webデザイナーについて色々調べてみて、「Webデザイナーは激務で毎日終電帰り」とか「きついからやめておけ」みたいな話をよく目にして、結構ビビっていました。
実際のところは、Webデザイナーでも会社によっては残業なく帰れるところもあるし、最近では残業に対して厳しくなっている会社も多くなってきているようです。
(ぼくは事業会社のUI/UXデザイナーとして働く道を選んだので、制作会社のWebデザイナーの事情については人から聞いた話ではありますが…)
このページではWebデザイナー、UI/UXデザイナーにつきまとう残業問題について、
事業会社のUI/UXデザイナー視点ではありますが、ぼくの考えをまとめてみました。
何かしらの参考になれれば幸いです。
Webデザイナーが残業しがちな理由
Webの制作会社に7年ほど勤めていたぼくの上司いわく、当時は21:00退社が普通で、繁忙期のときはほぼ毎日終電帰りだったとか。
その上司によると、帰りが遅くなる要因はだいたい次の5つだったそうです。
- クライアント
担当するクライアントによっては、無茶なお願いをされたり、時間外の対応を迫られることがよくあります。デザインのフィードバックが遅くてスケジュールがタイトになるとか、納品直前で「やっぱりこうして!」みたいな変更が発生して急遽対応したりとか、よくあるようです。
- 納期
納期に間に合わせるために、定時時間外も必死に作業します。
- 人手不足
案件は山のようにあるのに人手が足りなくて終わらない…。
- スキル不足
入社したての頃とかはデザインスキルが足りず、求められているクオリティになかなか到達しません。バナー1つ作るのにもかなりの時間がかかります。
- 謎の風習
先輩が帰る前に帰ってはいけない、みたいな謎の風習があると、帰りづらい雰囲気だそうで…。
やはりクライアントを相手にしているだけあって、急な依頼や無茶なお願いに対応しなければならず、帰りが遅くなってしまうことが多いようです。
ぼく
ちなみに事業会社のUI/UXデザイナー(自社サイト運営)の場合、クライアントに振り回されることはないのですが、自社の意思決定やプロジェクトに振り回されることはよくあります。
例えば上層部からの命令で急遽キャンペーンを行うことになり、それ用のLPを作ることになったり、新しく作るページに急遽仕様の追加が発生してワイヤーを引き直したり、などなど…。
事業会社だと「自分たちのサイトでどんどん施策を打つ」という雰囲気があるので、UI/UXデザイナーの業務量も決して少なくはありません。
残業の少ない会社に入るにはどうすればいいか?
とはいえ、残業少なくWebデザイナーとして働くことは可能だと思います。
いくつかポイントはあるかと思いますが、ぼくが思いつくのはだいたい次の4つです。
- 事業会社で働く
- 代理店マター案件の少ない会社で働く
- 程よく人手が足りている会社で働く
- 業務改善に前向きな会社で働く
それぞれ見ていきましょう。
事業会社で働く
ぼく
クライアントにあわせて働くことがないため、勤務状況を自社でコントロールしやすいのが特徴です。
(現在ぼくの残業時間は月15時間くらいです)
とはいえ、業務量は決して少なくないので、時間内にタスクをこなすスキルが求められます。
また、制作会社のWebデザイナーに比べて幅広いデザインに関わることができず、「かっこいいもの、おしゃれなものを創る」という面では少し物足りなさがあるかもしれません。
ぼく
代理店マター案件の少ない会社で働く
広告代理店などから受注した案件を「代理店マターの案件」と言ったりします。
例えばA社の広告プロモーションをB社が請け負っていて、B社からC社にWebサイトの制作を依頼していたとしましょう。案件は主にB社が主導で進めていきます。
このとき、この案件はC社にとっては代理店(=B社)マターの案件となります。
代理店マターの案件は校正の出し戻しが煩雑になることが多いです。
デザインができあがっても、だいたいはB社とC社の間で校正のやり取りを何度か行い、それからA社に見せる流れになります。
修正指示もA社からB社、B社からC社というように伝言ゲームのようになり、コミュニケーションロスが起こりがちです。
A社、B社、C社が顔を合わせてコミュニケーションをとれるようなチーム体制であったり、校正回数やスケジュールをしっかり固めて案件を進めることができればよいのですが、それができなかったり、リテラシーが欠けていたりすると、案件に振り回される可能性大です。
定時後になって急ぎの修正依頼が来て、結局夜遅くまで残業して対応する、みたいなケースが多くなると思います(ぼくも前職でそんな案件を経験しました…)。
基本的には直取引の案件(ここで言うA社から直接制作依頼を請け負うような案件)の方が、校正の出し戻しが煩雑になりにくくなります。
取引先企業の実績や制作実績などを見て、直取引の案件が多い会社なのかどうか、なんとなくでも予想をしておくといいでしょう。
ぼく
もちろん直取引ならばすべて大丈夫というわけではなく、クライアントのタイプによって変わってくるので、そこは要注意です。
例えば商業施設を運営している会社とかだと、季節ごとのキャンペーン(バレンタインデーとかクリスマスとか)で絶えずプロモーションを行っているので、短期間でLPとかバナーをポンポン作るんじゃないかな…?などなど。
クライアントの商流を考慮してみると、どのようなタイミングでどんな制作物を作るのかが、なんとなく見えてきます。
程よく人手が足りている会社で働く
読者のみなさん
はい、おっしゃる通りなのですが、、
求人案件の中にはすごく少ない人数で事業をやっているスタートアップの会社とかもあって、業務量と社員数がぜんぜん見合っていない会社もあるので、そういうところは要注意ですよ、というお話です。
大企業ならば安全かというと案外そうでもなくて、部署によっては人数が少なくて業務量がパンパンなところもあります。
会社概要の社員数だけで判断するのではなく、面接の場で事業内容とか人数構成とかをよく聞いて判断しましょう。
ぼく
業務改善に前向きな会社で働く
業務改善に前向きかどうかなんて、なかなか見極めが難しいところではありますが…
コーポレートサイトで福利厚生をチェックしたり、面接の場で残業について聞いてみたりして、
ワークライフバランスへの温度感を探りつつ、会社を選んでみるといいかと思います。
ぼく
個人的には、「以前は残業が多かったけれど今はだいぶ改善された」みたいな発言があれば、業務改善に前向きだと判断していい気がします。ぼくの今の会社がまさにそうなのですが、しっかりルールを設けて勤怠管理を行っている可能性があります。
ちなみにぼくが以前いた会社も、毎日23時まで残業しているような会社でしたが、労基が入って残業規制が入り、20時には完全に帰るような状況になりましたw。
あまり聞こえの良い話ではありませんが、労基が入ったおかげで社員の意識も労働環境もよくなっていったので、業務改善という点ではあながち悪くない出来事だったと思っています。
残業について聞きたいときは
残業が多いのかどうか気になるときは、基本的に面接の質問タイムで聞いてしまって大丈夫です。
応募者が残業を気にしているということは面接官の方も分かっていますし、面接は会社と応募者の認識合わせの場でもありますので、気になることはちゃんと聞いておいた方がよいです。
面接官
ぼく
どうしても面接の場で聞きにくい…ということであれば、転職エージェントを活用するのも手です。
エージェントであれば求人を出している会社の残業状況にも詳しいですし、応募者に代わって聞きにくい質問を聞いてくれたりします。
また、残業が気になる旨をあらかじめ伝えておけば、残業少なめの求人案件を紹介してくれます。
ぼく
エージェント
ぼくは転職時にワークポートという転職エージェントを利用しました。
ワークポートは未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナー、Webディレクターを目指す方向けの転職エージェントで、未経験可の案件が豊富ですし、サポートもしっかり行っていただけました。
気になる方は一度利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- Web制作会社でも業務改善に取り組んでいるところはたくさんある。
- 事業会社はクライアントを相手にしない分、残業が少ない傾向にある。
- 制作会社、事業会社ともに、WebデザイナーやUI/UXデザイナーの業務量は少なくない。
- 制作会社ならクライアントのタイプに注意しておくとよさげ。
- 残業について聞きにくかったら、エージェントを利用するといいよ。
以上で残業のお話はおしまいです!
ぼく