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- 未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指しています
- Webデザイナー、UI/UXデザイナーの将来性ってどんななん?
- AIとか出てきているけど、Webデザイン、UI/UXデザインの仕事は奪われないの?
- Webデザイナー、UI/UXデザイナーの将来性について、ぼくなりの考えをまとめてみたよ
- 「本質と向き合う姿勢」を大切にすることで、将来性を高めることができると思うよ
詳しく見ていきましょう。

もくじ
はじめに
ぼく
先生
ぼく
先生
ぼく
先生
ぼく
未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指していると、将来性が気になったりしませんか?
ぼくは26歳の時に未経験から事業会社のUI/UXデザイナーとして転職しましたが、転職当時は「給料いくらもらえるのか?」とか「仕事がなくなったりするのか?」みたいに、将来性を気にしたこともありました。
個人的には、AIとかが台頭しても、Webデザイナー、UI/UXデザイナーという職種はなくならないと思っています(名称が変わる可能性はあるかもですが)。
また、会社選びを間違えなければ給料も400~450万円くらいはもらえますし、ちゃんとキャリアアップの道も存在します。
ただし、「どのようなスタンスでWebデザイン、UI/UXデザインに携わるか」は非常に大切で、ここがしっかりしていないと将来性も危うくなってきます。
言われたものをただ作るだけのデザイナーは、間違いなく淘汰されていきます。
このページでは、Webデザイナー、UI/UXデザイナーの将来性について、ぼくなりの考えをまとめてみました。
何かしらの参考になれば幸いです。
そもそもWebデザイナー、UI/UXデザイナーの仕事内容とは?
一般的に、Webデザイナー、UI/UXデザイナーは下記のような区分けで語られることが多いかと思います。
- Webデザイナー:かっこよくて魅力あるビジュアル、ブラウザ表現を追求する。
- UI/UXデザイナー:サイトを使う時の画面上の体験(使い勝手とか機能性)や、ユーザーの体験全体をデザインする。
…とはいえ、この区分けは会社によってけっこう定義がまちまちで、「Webデザイナー」という職種名でUI/UXデザインも担当している場合もありますし、「UI/UXデザイナー」という職種名で印刷物のデザインまで担当している場合もあります。
なので、Webデザイナー、UI/UXデザイナーの仕事内容は、「デザインを通して課題を解決すること(基本はIT分野がメイン)」くらいに捉えてもらえればいいかなと思います。笑
ぼく

Webデザイナー、UI/UXデザイナーの年収
dodaさんの記事によると、2022年12月時点のWebデザイナーの平均年収は361万円とやや低い傾向にあるようです。
また求人ボックスさんの記事によると、UI/UXデザイナーの平均年収は約600万円と、こちらはかなり高い数字が出ています。
ぼくがUI/UXデザイナーとして転職した事業会社では、だいたい1年目の年収が430万円くらいだったので、上の数字と比べるとちょっと低いですが、それでも未経験デザイナーとしては十分な額がもらえていました。
また、Web制作会社の求人もいくつか見ていましたが、年収はだいたい350~400万円くらいのレンジが多く、たまに400万円を超える求人案件がちらほら、という感じでした。
ぼく
Webデザイナー、UI/UXデザイナーの将来性
ここからは、ぼくが思う「Webデザイナー、UI/UXデザイナーの将来性」について述べていきます。
業界的には需要が高まっている
マイナビクリエイターさんの記事によると、
2022年のインターネット附随サービスの売上高は2兆2,431億円で、2020年の売上高、1兆9,256億円から16.4パーセント増となり、増収が続いています。
とのことです。
ここで言う「インターネット付随サービス」とは、リスクモンスターさんの業界レポートによると、
情報を収集・分析・加工したデータを提供する事業や、アプリケーションの機能をネットワークを通して提供する事業、インターネット上での取引を提供する事業など、インターネットを通してサービスを提供するビジネス
とのことなので、オンラインでの映像配信サービスやECサイト、業務管理ツールなど、Webやアプリのサービスに対する需要が高まっていることが伺えます。
こうしたサービスではWebデザイン、UI/UXデザインがけっこう重要になることが多く、したがって運営会社でも積極的にWebデザイナー、UI/UXデザイナーを採用していくと考えられます。
ぼく

インターネット付随サービス以外にも、単純にコーポレートサイトや採用サイトといったWebサイトの制作案件も日々たくさん発生しています。
ぼくの知り合いでプロモーション会社を経営している社長さんがいるのですが、その人曰く、ここ数年だとWebサイトのリニューアルや新規立ち上げの案件を受注することが多いらしいです。特にWebにあまり力を入れていない、昔からあるメーカー系やインフラ系の会社さんからお話をいただくことが多いのだとか。。
DX化の流れに伴い、Webに力を入れていこうとする会社さんが多いのかもしれません。
「作るだけ」の人はちょっと危険
Webデザイナー、UI/UXデザイナーの需要が高まってきているとはいえ、言われたものをただデザイン、コーディングするだけのデザイナーは今後淘汰されていくかなと思います。
このご時世、CanvaやJimdoなどを使えばノンデザイナーでもそれなりのバナーやWebサイトを作ることができます。
また、Stable DiffusionやSTUDIO AIといったような、AIを活用した画像生成サービスやWebサイト作成サービスも登場しており、誰でも簡単にハイクオリティなアウトプットができるようになってきています。
ぼく
もちろん、「言われたものを作るだけ」という仕事は完全になくなりはしないと思いますし、それで飯を食っていくだけのお金は稼げると思います。
ただし、世間的な価値は低くなっており、したがって案件の単価や継続率も先細ってしまうでしょう。
将来性はあまり高くないと考えられます。
「本質と向き合う姿勢」が、良いキャリアを生む
では今後、Webデザイナー、UI/UXデザイナーには何が求められるのでしょうか?
コミュニケーション力やマネジメント力など、ネットでは「様々なスキルが必要!」とよく言われますが、ぼくは「本質と向き合う姿勢」こそが大切だと考えています。
この「本質と向き合う姿勢」は、Webデザイナー、UI/UXデザイナーに限らず、一流のデザイナーが大切にしている、今も昔も変わらない要素です。
クライアント
デザイナー
クライアント
デザイナー
クライアント
デザイナー
クライアント
こんなかんじで、本当に解決するべき課題は何なのか?現実は何が起こっているのか?ユーザーはどう思っているのか?その表現は適切なのか?などなど、物事の本質を常に見続け、あの手この手を使ってそれを探求、解明、解決、実現していくことがとても大切です。
この姿勢が、デザインの効果を最大化し、本当の意味での課題解決につながります。
そしてそれが積み重なることで、Webデザイナー、UI/UXデザイナーとしての存在価値が増し、将来性を高めることにつながるのです。
AIとは共存すべし!
AIにより、Webデザイナー、UI/UXデザイナーの「作る」という行為は大きく代替されるとは思いますが、本質と向き合い創造していくプロセス全体については、まだまだ人間の力が必要不可欠です。
また、人間の感性はとても複雑で繊細です。その感性を理解しうまくデザインに落とし込んだり、デザインで人の感性を動かしたりできるのは、やはり人間であるWebデザイナー、UI/UXデザイナーの得意分野だと思います。
ですので、AIによってWebデザイン、UI/UXデザインの業務がすべて置き換えられてしまう、ということはないと思います。
Webデザイナー、UI/UXデザイナーはAIを手段の一つとして捉え、AIをうまく活用しながらよりクリエイティビティな活動に時間を割いていくべきでしょう。
ぼく

Webデザイナー、UI/UXデザイナーに求められるスキルとは?
上でも述べたように、Webデザイナー、UI/UXデザイナーの将来性を安定させるためには「本質と向き合う姿勢」が大切です。
この「本質と向き合う」にあたって、あの手この手を使って探求、解明、解決、実現をしていくわけですが、そこで必要なスキルは本当に多岐にわたります。
厳密にはその時その時で必要なスキルは異なってきますし、状況とともに変わったりすると思います。
が、とりあえず「未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職する」というフェーズで考えた時に、
ぼく
…というものを、こちらの記事↓にまとめています。よければご参考ください。
たぶんこのあたりのスキルがあると、Webデザイナー、UI/UXデザイナーのキャリアを広げる助けになってくれると思います。

Webデザイナー、UI/UXデザイナーのキャリアパスについて
Webデザイナー、UI/UXデザイナーのキャリアパスは、入社する会社にもよりますが、大きく次の7つに分けられるかなと思います。
- デザインを突き詰めるコース
- コーディングを突き詰めるコース
- Webディレクターになるコース
- PM(プロジェクトマネージャー)になるコース
- SEOを突き詰めるコース
- リサーチャーになるコース
- その他
「リサーチャー」というのは、UXリサーチ(インタビューやプロトタイプテストなど)を専門とするポジションのことです。
会社によってはデザイナーとは別でリサーチャー部隊がいたり、UXリサーチを専門とする会社(ポップインサイトさんなど)があったりするのですが、そのポジションを指します。
「その他」は、たとえばフリーランスとして独立するとか、全く別の職種(営業など)になるとか、そういう内容です。
なんとなくですが、Webデザイナー、UI/UXデザイナーのキャリアパスとしては、クリエイティブディレクターやPMのような上流工程に進んだり、ある程度経験を積んだら独立するケースが多い気がします。
ぼく

どうしても将来性が不安ならば…
ここまで「本質と向き合う姿勢が大切!」ということを述べてきましたが、
Aさん
Bさん
…という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、ぼくがおすすめする本を3冊紹介しておきます。
根本的な解決策になるかはわかりませんが、少なくともぼくはこの本を読んで、「あ、デザインってこう捉えたらいいんだ…!」「こういうことを大切にしたらいいんだ…!」という気づきを得ることができました。
みなさんがWebデザイナー、UI/UXデザイナーとしての道を歩んでいくにあたり、少しでも心の支えになれば幸いです。
【PR】ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム
こちらは以前DeNAさんのデザイナーブログで紹介されていた本で(参考)、ユーザーをよく観察し本質をつかむことの大切さが書かれています。
UI/UXデザインという観点でも非常に大きな気づきを得られましたが、「ものを売る」ということの本質を教えてくれた、ぼくにとってのバイブル的な本です。
正直、ややこしいマーケティング本やUI/UXデザインのHow To本を何冊も読むよりも、この1冊を読んでおけばいいくらいの良書です。
株式会社日本デザインセンターの代表取締役を務めている原研哉氏の著書です。
この本にはいろいろなものが詰まっていますが、「デザイン」というものの大きさ、深さ、難しさや面白さをとても感じた1冊でした。
なんというか、自分でもうまく言葉に表せないのですが、「デザイン=見た目をよくする」という短略的な考えが吹っ飛び、「もっと深く、広く、デザインというものを捉えないとダメだ…!」という感情が芽生えました。
「デザイン」に対する姿勢がガラッと変わる、刺激的かつ哲学的な本だと思います。
good design companyの代表を務めている水野学氏の著書です。
タイトルからも分かる通り、「センス」について書かれています。
「ぼくにはセンスがないから…」という言葉をよく耳にしますが、世間的には「センス」は「生まれつき持っている特別なもの」と捉えられがちです。
しかし本書では、センスは様々な知識の蓄積の上で成り立つ後天的なものであること、そしてセンスは誰もが等しく身につけられることを説いています。
「デザインは深い知識と洞察の上に成り立つ」ということに気付かされた1冊です。
ぼく
「デザインのデザイン」も「センスは知識からはじまる」もそうですが、読んでみると著者の知識量や洞察力、行動力、観察力に圧巻されます。ぼくは最初に読んだ時に、正直「何かの学者さん…?」と思ってしまいました。それくらい、一流のデザイナーさんはいろいろなものを知っており、だからこそ人々に響くアウトプットができるんだなと感じました。
まとめ
- 世の中的にWebデザイナー・UI/UXデザイナーの需要は高まってきているし、年収も頑張れば1年目で400~450万円くらいは確保できる。
- ただし、「ただ言われたものを作るだけ」のデザイナーは淘汰されていく可能性大。
- 「本質と向き合う姿勢」を大切にすることで、Webデザイナー、UI/UXデザイナーとしての将来性が高くなる。
以上で将来性のお話はおしまいです!
ぼく