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- 未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指しています
- 30代なのですが、未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーになれるの？
- 30代で未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職はできると思うよ
- けれど、20代の転職に比べて難易度はかなり上がると思うよ
- 未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職する方法を教えるよ
詳しく見ていきましょう。
はじめに
ぼく
先生
ぼく
先生
30代で未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指すのは、20代での転職と比べハードルが高いとよく言われます。
ぼくは事業会社で3年半ほど、UI/UXデザイナーとして勤めましたが、WebデザイナーやUI/UXデザイナーは20代~30半ばまでがプレイヤーとして山場な感じがあります。
また30代以降になると、一定レベルのデザインスキルがあるのは当たり前で、マネジメントやディレクターとしてキャリアアップしたり、独立したりする人が多い印象があります（ぼくの周りでも30代で独立したデザイナーが何人かいますし。。）。
ぼく
とはいえ、30代でも未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職した人はいますし、不可能なことではありません。
このページでは、30代で未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職することの難しさや、どうしたら転職できるのかについて、ぼくなりの考えをまとめてみました。
何かしらご参考になれば幸いです。
30代で未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職するのはなぜ大変なのか
ぼく自身は26歳のときに未経験から事業会社のUI/UXデザイナーに転職したのですが、その年齢での転職も決して楽ではなかったので、30代となるとけっこう大変そうだなという感じがします。
ここからは若干憶測にはなりますが、30代での転職が大変な理由について、ぼくの考えを述べていきます。
30代になるとやる気だけでは採用されにくくなる
「物事を始めるのに年齢は関係ない」とはよく言いますが、「転職」はまた別物です。転職の世界では、年齢は大きな影響力を持ちます。
20代の頃は若さを武器にできるので、やる気をアピールできればポテンシャルを評価されて転職に成功するケースが多くあります。
社会人歴もまだ比較的浅く、考え方も凝り固まっていないので、企業としても「教育次第では戦力になる」と判断する余地があります。
若い人
面接官
しかし30代になると、一人前の社会人としてみられることが多く、ポテンシャルよりも過去の実績や能力で評価されるケースが多くなります。
社会人歴も長くなり、仕事観などがだいぶ固まってくるので、企業としても「教育する」というよりは「即戦力になるかどうか」で判断することが多くなります。
いい歳したおっさん
面接官
ぼくも30代を迎え再転職を行なっているのですが、26歳の頃の転職と比べて「即戦力になるかどうか」をより注意深く見られている感じがあります。キャリア云々の問題もあるとは思いますが、年齢とともに面接の雰囲気も変わってきているような気がします。
現役デザイナーと比べ、ビハインドがかなり大きい
上でも述べましたが、WebデザイナーやUI/UXデザイナーは20代~30半ばまでがプレイヤーとして山場な感じがあり、30代で未経験となると、デザイナーキャリアとしてはかなり遅れをとっている印象があります。
30代以降のデザイナーは、一定レベルのデザインスキルがあるのは当たり前で、マネジメントやディレクターにまわったり、独立したりする人が多い印象があります。
そういった中で、デザインスキルをゼロから身につけていかなければいけないので、かなり必死になって追いつく覚悟が必要になります。
ぼくは26歳でUI/UXデザイナーに転職しましたが、やはり新卒からデザイナーとして働いてきた方々と比べるとデザインスキルはかなり劣っていましたし、追いつくために必死で手を動かしていました。
20代でもけっこうビハインドを感じたので、30代になるとその差はもっと大きくなるのではないかなと思います。
「おっさんが入ってくる」感がある
事業会社だと特にそうですが、WebデザイナーやUI/UXデザイナーのチーム構成は、20代〜30代前半がメインとなっているところが多いです（もちろん会社にもよります）。
ですので、30代という年齢はけっこう「おっさん」です。
そんな「おっさん」がチームに入ってくると、20代の若手が30代のおっさんにデザインの教育を行う構図になるので、正直、チームとしてはやりづらさがあったりします。
おっさんデザイナー
若手デザイナー
おっさんデザイナー
若手デザイナー
もちろん、このあたりは会社によって文化が異なるので、一概にそうとは限りません。年齢関係なくズバズバ言い合う会社もありますし、デザイナーの年齢層が高い会社もあります。
30代で転職を成功させるには？
30代で未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職するのは、20代と比べてハードルは高いとは思いますが、不可能ではないと思います。
ここからは30代で転職を成功させるためのポイントについて、述べていきます。
今すぐ動く
まずはこれ。とにかく早く行動した方がいいです。
30代の人
と、行動を先延ばししてしまう気持ちもわかるのですが、上でも述べたように、30代未経験はデザイナーキャリアとしてはかなり遅れをとっています。
一刻でも早くスキルを身につけて、現場に出た方がいいと思います。
これまでのキャリアを振り返り、まとめる
30代での転職は20代での転職に比べ、今までのキャリアを深く聞かれます。
これまでどのようなことをしてきて、どんな実績を残していて、なぜ今このタイミングでWebデザイナー、UI/UXデザイナーになろうとしているのかを、しっかりと話せるようになっておきましょう。
ぼく
デザイン、コーディングを学ぶ
独学でも学校に通うのでもどちらでもいいのですが、ひとまず一人で3~5ページのWebサイトを作れるレベルを目指すといいと思います。
独学についてはこちら↓の記事にまとめているので、よければご参考ください。
学校で学びたいという方は、東京デザインプレックス研究所を検討してみるといいかなと思います。
ぼくは通っていませんでしたが、ぼくの周りで会社員をやりながら東京デザインプレックス研究所に通ってWebデザイナーに転職した方もいますし、転職支援の環境も整っているようなので、安心して勉強できるかなと思います。
また、プロのデザイナーの方にポートフォリオの添削もしてもらえるので、初めてでもちゃんと転職につながるポートフォリオを作成することができると思います。
ぼく
【PR】大人が学ぶ、デザイン専門校『東京デザインプレックス研究所』
ポートフォリオを作る
年齢に限らず、未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職するにはポートフォリオが絶対に必要です。
ポートフォリオは転職のやる気とスキルを証明する非常に重要なものなので、手を抜かずにしっかりと作り上げるようにしましょう。
ポートフォリオの作り方についてはこちら↓の記事にまとめているので、よければご参考ください。
とにかく入れるところに入る
何度も言いますが、30代未経験はデザイナーキャリアとしては遅れをとっているので、そもそも採用してくれる会社があまり多くないかと思います。
給与や福利厚生など、良い条件を求めたくなる気持ちもわかりますが、あまり高望みをすると手札が少なくなってしまうので、要注意です。
Webデザイナー、UI/UXデザイナーとしてキャリアを歩みたいのであれば、多少条件が悪くてもまずは入れる会社に入って、3〜4年腕を磨き、その後に条件の良い会社に転職する、というふうにした方がいいかと思います。
ぼく
このやり方はあまりおすすめしません
独立を検討する
Webデザイン、UI/UXデザインを勉強し始めて、クライアントワークを何件か受けると、なんだか「独立もアリなんじゃないか？」と思ってしまうことがあります。
ただしこれは結構キケンです。
定常的に案件を取るのも大変ですし、デザインスキルが我流から抜け出せずチープな状態に留まってしまう、という危険性もあります（20代のうちは若さと勢いでなんとかなる場合もありますが）。
まずは会社に入って、先輩デザイナーからデザインを学び、実務を経験して視座を高めることに専念した方がいいと思います。
有頂天マン
1年後の有頂天マン
ぼくも事業会社で働いた後、1年ほどフリーランスを経験しましたが、やはりある程度経験値を身につけコネクションを作ってからの方が、独立してからが楽です。
ぼくはほとんど知り合いの会社から案件をいただき、自分から営業をすることはあまりありませんでした。また、事業会社時代で得た経験や知見をフルに使うことで、お客さんからの信頼度を上げることができたので、「無理なく仕事ができた」という感じがありました。
「デザイナーは30代で独立する人が多い」と聞いたことがありますが、「経験値的にも独立しやすい状態だから」ということでもあるのかなと思います。
別の職種で入社し、ゆくゆくデザイナーに移る
WebデザイナーやUI/UXデザイナーの上位キャリアとして、WebディレクターやPM、PdMといった職種があります。
要は手を動かす側ではなく、進行管理や戦略設計、プロジェクト全体のマネジメントを行う側の職種なのですが、こういった職種で入社してからWebデザイナー、UI/UXデザイナーに異動しようとするのは、あまりおすすめしません。
理由は次の2点です。
- デザインに充てる時間が削られる
入社後にWebデザイナー、UI/UXデザイナーへ異動するためには、まずは今いるポジションである程度の結果を残す必要があります。通常、WebディレクターやPM、PdMとして結果を出すには1〜2年くらいはかかるので、その分デザイナーとしてのキャリアが後ろ倒しになり、ロスが大きいです。 - 異動がスムーズにいくかどうかが不透明
当然ですが、デザインチームも人手が足りていれば人員を補給する必要はないですし、案件がパツパツだと未経験者を教育する余裕がなかったりします。入社時は異動できる可能性があったとしても、デザイナーのチーム状態や会社の状態によって状況が変わりますし、「入ってみたらあまり異動できる雰囲気ではなかった」といったリスクもあります。
ぼく
まとめ
- 30代未経験でWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職するのは、20代未経験の転職よりもハードルが高い。
- Webデザイナー、UI/UXデザイナーの山場は20代〜30代半ばなので、30代未経験はデザイナーキャリアとしてはけっこう遅れをとっている。
- しかし可能性はゼロではない。転職したいのであれば、とにかく早く動くべし。
以上で「30代未経験でWebデザイナー、UI/UXデザイナーに転職できるのか？」のお話はおしまいです！
ぼく
