※記事内に商品プロモーションが含まれる場合があります
- 未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指しています
- 自分、美大出ていない文系卒なんですけど、WebデザイナーやUI/UXデザイナーになれますか…?
- 美大に通い直した方がいいのか、ちょっと不安。。
- ぼくも文系出身で美大には行かなかったけど、事業会社のUI/UXデザイナーになれたから大丈夫だよ
- ただ、美大出ていないことによるデメリットはあるから、そこも説明するよ
- もちろん、理系卒でも大丈夫だよ
詳しく見ていきましょう。
はじめに
ぼく
先生
ぼく
先生
ぼく
未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指していると、「美大を出ていないとデザイナーになれないのでは…?」と思うことはありませんか?
ご安心ください。筆者のぼくは文系の商学部卒ですが、無事に事業会社のUI/UXデザイナーとして就職することができたので、大丈夫です。
ただし、確かに美大卒の方が有利な場面というのはあって、求人内容によってはまったく歯が立たないこともありました。
このページでは、未経験からWebデザイナーやUI/UXデザイナーを目指すにあたっての、美大出てなくても大丈夫かしら?問題についてまとめてみました。
何かしらのご参考になれば幸いです。
なぜ文系でもWebデザイナー、UI/UXデザイナーになれるのか?
美大を出ていなくてもWebデザイナー、UI/UXデザイナーになれる理由は、主に下記3点です。
- 会社が求めるスキルを満たしていれば、美大卒か文系卒かは関係ないから
- ポテンシャルも評価されるから
- 最低限必要なデザインスキルは、頑張れば独学でも身につくから
それぞれ見ていきましょう。
会社が求めるスキルを満たしていれば、美大卒か文系卒かは関係ないから
採用において会社が求めているのは「戦力になる人」です。文系卒であっても、それを証明し説得することができれば、十分Webデザイナー、UI/UXデザイナーになれます。
また一言で「Webデザイナー」や「UI/UXデザイナー」といっても、実際の業務内容は会社や部署によってまちまちなので、ビジュアルデザインのスキルが全て、というわけでもありません。
例えばYahoo! Japan Tech Blogのこちらの記事によると、ヤフーのデザイナーは部署やプロジェクトによって下記のような方々がいらっしゃるそうです。
- グラフィック(バナーやイラスト)を作る人
キャンペーンバナーやそれに伴って必要なイラストの作成する人 - UIとグラフィックを作る人
1にプラスして、ボタンの位置やコンテンツの表示領域なども考えてUIを作成する人 - UIとインタラクション実装を行う人
自身で考えたUIをコーディングまで行う。少しエンジニアよりなポジションの人 - UIとUXを考える人
UIを作る前にユーザー調査やアンケート、CJMやペルソナを作りUIを作成する。その後UIの作成もする人 - PM(プロジェクトマネージャー)やPdM(プロダクトマネージャー)をやりながらUXディレクションを行う人
要件設計、ビジネス視点を持ちながらUXを考えデザイン要件、開発要件まで落とし込む人 - UXリサーチャー
最適な調査設計を行い、UX要件を取りまとめる人 - クリエイティブディレクター
企画から制作物のブランド品質を担保するために、BXからUIまでをディレクションする人
ぼく
1のポジションだと、バナー制作のスピードやビジュアルの良し悪しがけっこう重要になるので、「ビジュアルデザインのスキルをいかに高められているか」が主な評価ポイントになります。
ただし2や3、4などは、UI設計やコーディング、戦略設計といった要素が入ってくるので、ビジュアルデザインのスキルだけでなく、別のスキルも含めた総合評価になります。
なので、文系出身でビジュアルデザインのスキルが劣っていたとしても、別のスキルを身につけカバーすれば、採用される可能性は十分にあります。
もちろんどのポジションも、ある程度のビジュアルデザインのスキルは絶対に必要です。ただ、求められるレベル感は会社や部署によって変わってくるので、「ハイセンスなデザインができないと絶対に採用されない」というわけでは決してありません。
ポテンシャルも評価されるから
特に第二新卒くらいの年齢だと、実際にそのレベルのデザインスキルがなくても、ポテンシャルを評価されて採用されることもあります。
「ポテンシャル」とはつまり、ポートフォリオをどれだけ頑張って作ってきたか、ということです。
ぼく
面接官
こんなかんじで、ポートフォリオを通じてWebデザイナー、UI/UXデザイナーになろうとする本気度が面接官に伝わると、けっこうプラスに働くことが多いです。
ぼく
ぼくも転職当時、デザインスキルは全然ダメでしたが、頑張ってポートフォリオを作ってなんとか入社できました。後から採用を担当してくれた先輩デザイナーに聞いたのですが、やっぱりデザインスキルはまだまだと思われていたようです(笑)。
ただ、ポートフォリオの作り込みや意気込みはけっこう高評価だったようで、「しっかり準備してきてたし、入社させても問題ないと思った」そうです。
最低限必要なデザインスキルは、頑張れば独学でも身につくから
どこまでを「最低限」とするかは議論が分かれるところではありますが、いったんここではぼくの独断と偏見で、下記のようなスキルとさせていただきます。
- デザインの4つの基本原則がちゃんと守られていること
4つの基本原則とは、【PR】ノンデザイナーズ・デザインブックに書かれている「コントラスト」「反復」「整列」「近接」のこと。 - 解決したい課題とその解決策、およびデザインのコンセプトが定められていること
デザインは課題解決のためにあります。ただかっこいいものを作るのではなく、目的や、なぜそのデザインにしたのかなど、ロジックがきちんとしていることが重要です。 - フォントや配色、余白の取り方が実現したい世界観に合っていること
おしゃれで繊細な雰囲気を出したいのであれば、細身のゴシックやセリフ体を使って、余白を多めに取る、などなど。。 - 文字組み、文字詰めがしっかりできていること
意外と奥が深い文字組み&文字詰め。文字だけでも魅力的なビジュアルは作れます。 - 魅力的なバナーが作れること、バナーをたくさん作っていること
バナー制作もかなり奥が深いですが、グラフィックがしっかりしていて、作品数も10~20個くらいあるとベストです。
このあたりのスキルがそろっていると、未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーとして採用される確率は十分高くなります。
これらのスキルは、デザインの本を3~4冊読んで、毎日ピンタレストとかを見て、良いデザインのトレースをしまくって、バナーを作りまくると、ある程度いいレベルにまで高めることができます。
最初はIllustratorやPhotoshopの使い方がわからなくて時間がかかると思いますが、ググりながらやっていくと、半年くらいでけっこうクオリティが変わってくると思うので、ぜひお試しください。
ぼく
ぼく
美術系の学校を出ているアドバンテージとは?
文系卒でもWebデザイナー、UI/UXデザイナーになれる可能性は十分にありますが、やはり美大や美術系の学校を出ているアドバンテージというものはあります。
個人的には、主に下記3点のようなアドバンテージがあるかなと思っています。
- ハイレベルなビジュアルデザインスキルを持っている
- プロによる指導を受けている、プロとのコネクションがある
- デザインの制作スピードがめちゃくちゃ早い
それぞれ見ていきましょう。
ハイレベルなデザインスキルを持っている
当然ですが、美術系の学校を出ている方々はデザインにかけてきた時間が断然多いので、スキルもめちゃくちゃ高いです。
上で挙げた「最低限必要なデザインスキル」はもちろんのこと、配色や余白の取り方、構図や表現のし方などがかなり繊細な印象があります。
また、対応できるデザインの幅もけっこう広くて、ガチャガチャした賑やかなデザインもできれば、シンプルで落ち着いたデザインもできて、引き出しの多さにびっくりすることもあります。
ビジュアルデザインに強いWeb制作会社などに入社したいのであれば、学校に通ってしっかりとデザインを学ばないと、なかなか厳しいかもしれません。
プロによる指導を受けている、プロとのコネクションがある
美大や美術系の専門学校だと、プロのデザイナーの方が講師となり、デザインのあれこれを学んだり、自分の作ったデザインをレビューしてもらえます。
デザインスキルを向上させるにあたり、キャリアのある方にレビューをしてもらうのはすごく重要です。この経緯があるのとないのとだと、デザインの洗練さに結構違いが出てきます。
文系出身で独学だとデザイナーが周りにいない場合も多く、デザインが洗練されないまま進んでしまうこともあります。
その点、美大や美術系の学校だと、プロデザイナーのレビューを受けて成長してきているので、洗練されたデザインをアウトプットすることができます。
ぼくも独学でWebデザインを学びましたが、しっかりとデザインスキルが上がってきたのは事業会社に入社してからでした。
自分が作ったバナーやLPを先輩デザイナーに見てもらい、いろいろダメ出しをいただいてブラッシュアップをする、というのを繰り返しているうちに、デザインの”おさえどころ”が段々とわかってきて、アウトプットの質が上がってきた気がします。
デザインの制作スピードがめちゃくちゃ早い
ぼく
ほとんどの美大や美術系の専門学校では、授業の終わりに課題が出され、次の授業までにデザインの作品を作り提出しなければいけません。
この課題が結構ボリュームがあるようで、美術系の専門学校に行った知り合いに話を聞くと、少ないところでも週に1~2個、多いところだと週に3~4個の課題をこなさなければならないようです。
なので、みんな毎日必死で課題をこなしており、それに伴ってデザインの制作スピードも鍛えられるのだとか。
「ただ作品を作ればいい」というわけではなく、課題1つ1つにクオリティが求められるため、けっこう労力をかけて作品を作っているようです。
美術系の専門学校に行った知り合いも、週に2回くらいは徹夜でデザインをしていたみたいで、学校卒業後はかなりデザイン制作スピードが上がってましたし、何というか”タフ”になっていました。
結局、美術系の学校に行った方がいいのか?
上でも述べたように、美術系の学校に行かなかったとしても、独学で十分Webデザイナー、UI/UXデザイナーとして就職することはできます。
ただし個人的には、下記のような方は美大や美術系の専門学校に入ってデザインスキルを磨いた方がいいかなと思います。
- ビジュアルデザインを高いレベルまで突き詰めたい
- ビジュアルデザインをキャリアの中心軸に置きたい
- ブランディング会社やビジュアルに強いWeb制作会社に入りたい
- WebだけでなくてDTPデザインにも手を出したい
- 独学だと絶対に続かない
自分の目指したいキャリアをよく考えた上で、美術系の学校に行く、行かない、を判断すると良いかなと思います。
ぼく
もしこれから学校へ通いたいのであれば、まずは東京デザインプレックス研究所を検討してみるといいかなと思います。
ぼくは通っていませんでしたが、デザイナー志望の友達が1年ほど通っていて、ビジュアルデザインのレベルかかなり上がっていました。彼女曰く、プロの講師に相談もできてかなり鍛えられるし、ポートフォリオの添削もしてもらえてとても助かったそうです。
WebやUI/UXの講座もあるようですので、一度資料請求(無料)してみてはいかがでしょうか。
【PR】大人が学ぶ、デザイン専門校『東京デザインプレックス研究所』
まとめ
- 美大や美術系の専門学校を出てなかったとしても、Webデザイナー、UI/UXデザイナーとして就職することはできる。
- ただし、美術系の学校に行くとビジュアルデザインのスキルは格段に上がる。
- ビジュアルデザインをメインとしたキャリア形成をしたいなら、美術系の学校に行っておいた方がよさげ。
以上で文系卒・美大卒のお話はおしまいです!
ぼく