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- 未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指しています
- WebデザインやUI/UXデザインの勉強におすすめの本や記事を知りたい!
- 色々な本が紹介されているけど、どれから手をつけたらいいかわからない…
- ぼくが未経験から事業会社のUI/UXデザイナーになったときに読んだ本や記事を紹介するよ
- その他、デザイナーとしての経験上、「これ読んでおくといいよ」な本や記事も紹介するよ
詳しく見ていきましょう。
はじめに
未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナー目指しているのかい?なら、良い本をいっぱい読まないとだめよ!
う、うっす!
ぼくは25歳の時、未経験から独学でWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指し、
事業会社のUI/UXデザイナーとして転職しました。
独学では本を中心に知識をインプットしました。
当時のぼくはあまりお金がなく、無駄な出費をしたくなかったので、ググりまくって、なるべく皆が「良い」と言っている評判の高い本をチョイスし、買って読みました。
どれどれ、「デザイン初学者にはこの本がおすすめ!」…と。
おすすめしてる記事が何個かあるし、この本買ってみようかな。
結果的にこの作戦は功を奏し、たくさんの良書に出逢え、スムーズにWebデザイン、UI/UXデザインの勉強を進めることができました。
世の中にはデザインの良書がたくさんあります。
事業会社のUI/UXデザイナーになった今もなお、ぼくは本を買って読んでいますが、「この本いいな…!」「独学の時に読んでおけばよかったな…!」と思うものもいくつかあります。
このページでは、ぼくが転職時に読んでいた本を含め、
「UI/UXデザイナーを目指す者として、これは読んでおいたほうがいい!」と思う本を紹介します。
「本が多すぎて、どれから手をつけたらいいかわからない…!」とお悩みの方は、よければ参考にしてみてください。
未経験からUI/UXデザイナーに転職した時に読んだ本(7選)
まずは、ぼくが独学でUI/UXデザイナーに転職したときに読んだ本を紹介します。
ちなみに、独学の手順や内容についてはこちら↓の記事にまとめています。よければ併せてご参考ください。
1年3か月で独学でUI/UXデザイナーになるためにやった12のステップデザインの勉強で読んだ本
ノンデザイナーズ・デザインブック
「ノンデザイナーズ・デザインブック」は、デザイン未経験者が初めにデザインを学ぶ際の、バイブル的な本としてよく紹介されています。
デザインの基本原則が論理的かつシステマチックにまとめられているので、「デザインでまず何に気をつけたらいいか」がスムーズに理解できます。
仕事の合間にサラっと読むだけでも、デザインに対する見方がだいぶ変わると思います。
まずはこの本を読み、デザインの基礎原則を理解することが、Webデザイナー、UI/UXデザイナーへの第一歩です。
なるほどデザイン
「なるほどデザイン」も、デザイン初心者向けのバイブル的な本です。こちらの本はどちらかというと感覚寄りな内容となっています。
「なるほどデザイン」のいいところは、「ノンデザイナーズ・デザインブック」とは少し違ったデザイン制作アプローチを教えてくれ、デザインの考え方に幅をもたせてくれることです。
コーディングの勉強で読んだ本
HTML5&CSSデザインブック(新版)
HTML5&CSSデザインブック(新版)は、実際にWebサイトを作りながらコーディングを学べる1冊です。この本を頭から読み、本の通りに手を動かすと、0からWebサイトをコーディングできるくらいのスキルが身につきます。
初めはチンプンカンプンでコードを書くのも時間がかかっていましたが、
P150あたりまで進んでみるとわりとサクサク進められるようになり、
1冊終わるころにはある程度自由にサイトを作れるようになりました。
Webサイト全般の勉強で読んだ本
Webディレクションの新・標準ルール改訂第2版
この本は、ディレクション向きの内容ですが、Webサイト制作・運用の全体的な流れを知ることができます。
Webデザイナー、UI/UXデザイナーといえど、こういった知識は必要不可欠です。
特に、ペルソナとカスタマージャーニーは、デザインにも大きく関わってくるので、知っておいた方がいいでしょう。
ペルソナとは、ユーザーの人物像を具体的に書き表したもののことです。ペルソナについてはこちら↓の記事でもまとめているので、よければどうぞ。
沈黙のWebライティング Webマーケッターボーンの激闘
SEOについての本ですが、「ああ、Webサイトでビジネスをするって、要するにこういう考え方なのね」という気づきが得られる本でもあるかなと思います。
Webサイトに載せるコンテンツは、「ユーザーにとって有益な情報」である必要があります。この本を読むと、「有益な情報」とは何か、どう載せるべきなのか、といったことが何となくわかるかなと思います。
500ページほどあるかなり分厚い本ですが、漫画っぽい感じでストーリーが進んでいくので、意外と楽に読めると思います。
UI/UXデザイナーとしてのマインド醸造に役立った記事
本を紹介する言うたやん
…という声が聞こえてきそうですが、すみません、ネット記事で紹介したいものがいくつかあるので、ちょっとだけお付き合いください。
Goodpatchブログ
Goodpatchは、国内では珍しい、UI/UXデザインに特化したデザイン会社です。デザイン会社としては異例の東証一部上場も果たしている、かなり権威のある会社です。
この会社が運営しているGoodpatchブログには、UI/UXデザインのノウハウや思考方がたくさん載っており、一流UI/UXデザイナーの風を感じることができます。
初学者には少し難しい内容もあるかもですが、読んで雰囲気を感じるだけでも士気が高まりますし、トレンドに沿った知識を得られると思います。
逆に言うと、Goodpatchブログに書かれているような思考ができれば、UI/UXデザイナーとしてかなりレベルが高くなる、とも言えます。
スワンさんの任天堂の記事
元メルペイのUI/UXデザイナー、スワンさんによる、任天堂のUIデザインのお話です。
当時たまたま見かけて読んだのですが、めちゃくちゃ面白くて、今でもたまに読み返している記事です。
個人的には「「つまらない」を「娯楽」に変換する」という発想がとても好きで、この記事のおかげで、「無機質になりがちなUIデザインを、いかに面白くできるか?」みたいな視点を持つことができました。
デザインの力を再確認できる、とても良い記事だと思います。
転職後に読んだ、ぜひおすすめしたい本(9選)
ここからは、ぼくがUI/UXデザイナーに転職した後に読んだ本のうち、
「これは転職当時に読んでおいてもよかったな…!」と思ったものを紹介します。
UI/UXデザインの全体像がわかる本
ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン
そもそもWebデザイン、UI/UXデザインって、どんなかんじなのさ?
…という方には、こちらの「ノンデザイナーでもわかる UX+理論で作るWebデザイン」がおすすめです。
この本には、Webサイトをデザインするときに必要な考え方や法則がまとまっています。
UI/UXとは?について、事例を交えてわかりやすく解説されているので、
この1冊を読むだけで、「ああ、Webデザイン、UI/UXデザインって、こういう頭で取り組めば良いのね…!」というイメージがつかめると思います。
UI/UXデザインの面白さを感じられる本
「ついやってしまう」体験のつくりかた 人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ
任天堂の元エンジニアさんが書いた本です。
「スーパーマリオはなぜ説明もなしに、『右に進む』と理解できるのか?」という話からスタートし、有名ゲームを題材に、UI/UXデザインの面白さを体感できる本です。
UI/UXデザインの面白さは、「デザインでユーザーの行動を変え、より良い体験にすること」にあるとぼくは思っていますが、その考えの根底は、この本のおかげで養われた気がします。
インタフェースデザインの心理学
もう少し行動心理学っぽい内容がお好きならば、この「インタフェースデザインの心理学」がおすすめです。
この本は、人間の行動心理とデザインとを紐づけた研究事例がたくさん載っていて、雑学を身につける感じでWebデザイン、UI/UXデザインのTipsを学ぶことができます。
- 人間はモノを見るとき、「中心視野」と「周辺視野」の2つの視野を使っている。
- 「中心視野」は、対象を直視して詳細に見るときの視野のこと。一方で「周辺視野」は、見えてはいるけど直視していない範囲のことを指す。
- 人間は、対象の”あらまし”を把握するとき、「周辺視野」を使っている。
- つまり、人間は物事を認識するとき、「(ぼんやりと)見えている」状態で、細かくは見ていない。
- 人間はWebの画面を見るとき、「周辺視野」でぼんやりと一瞥して、その画面の概要を把握している。
…と、こんな感じで、行動心理学的なアプローチで、Webデザイン、UI/UXデザインを捉え直すことができます。
2万回のA/Bテストからわかった支持されるWebデザイン事例集
ABテストの事例を集めた、国内でもちょっと珍しい本です。
国内の大手サービスで実際に行われたABテスト事例がたくさん載っており、「ユーザーに支持されるデザインとは何か?」について、示唆を得ることができます。
ざっと眺めるだけでも、「デザインの改善ってこうやってるんだ…!」というのがわかると思います。
もちろん、この本に載っているデザインが必ずしも勝ちパターンとは限りません。サービスの特性やユーザーの心理状況に応じて、最適なデザインを自分たちで見つけ出すことが大切です。
「本質と向き合うことの大切さ」を学べる本
ジョブ理論
以前DeNAさんのデザイナーブログで紹介されていた本で(参考)、ユーザーをよく観察し本質をつかむことの大切さが書かれています。
UI/UXデザインという観点でも非常に大きな気づきを得られましたが、「ものを売る」ということの本質を教えてくれた、ぼくにとってのバイブル的な本です。
正直、ややこしいマーケティング本やデザインのHow To本を何冊も読むよりも、この1冊を読んでおけばいいくらいの良書です。
デザインのデザイン
株式会社日本デザインセンターの代表取締役を務めている原研哉氏の本です。
この本にはいろいろなものが詰まっていますが、「デザイン」というものの大きさ、深さ、難しさや面白さをとても感じた1冊でした。
なんというか、自分でもうまく言葉に表せないのですが、「デザイン=見た目をよくする」という短略的な考えが吹っ飛び、「もっと深く、広く、デザインというものを捉えないとダメだ…!」という感情が芽生えました。
「デザイン」に対する姿勢がガラッと変わる、刺激的かつ哲学的な本だと思います。
センスは知識からはじまる
good design companyの代表を務めている水野学氏の本です。
「ぼくにはセンスがないから…」という言葉をよく耳にしますが、世間的には「センス」は「生まれつき持っている特別なもの」と捉えられがちです。
しかし本書では、センスは様々な知識の蓄積の上で成り立つ後天的なものであること、そしてセンスは誰もが等しく身につけられることを説いています。
「デザインは深い知識と洞察の上に成り立つ」ということに気付かされた1冊です。
サービス運営で大切な考え方が学べる本
リーン・スタートアップ
この本には、「小さく当てて検証する」ことの大切さが説かれています。
サービス運営には、不確実なあれこれがたくさん付きまとってきます。
大きなコストをかけてすごい機能を作っても、ユーザーに見向きもされず、そのうち機能が提供終了になる、なんてことはよくあります。
サービス運営では、低コストで効果検証をし、”アタリ”を見つけたらそこにパワーをかける、といった姿勢がとても大切です。
「リーン・スタートアップ」には、そうした効果検証の大切さや実践方法がまとまっています。
SEOのことがよくわかる本
10年つかえるSEOの基本
SEOってなんぞや?
…という方はぜひ、こちらの「10年つかえるSEOの基本」を読んでみてください。
Webデザイナー、UI/UXデザイナーといえど、SEOの知識は持っていないといけません。
なぜなら、けっこうデザインにも関係してくる場面が多いからです。
SEOはまあまあ内容が複雑なので、初めてWeb業界に入る方は、理解するのにちょっと時間がかかるかもしれません。
しかしこちらの本は、初学者向けにかなりわかりやすくSEOを解説してくれています。イラスト&会話形式で話が進むので、けっこう読みやすいです。
1冊手元に置いておくと、かなり心強いかと思います。
当サイトも、こちら↓の記事でSEOについて解説しています。よければご参考ください。
まとめ
- 未経験からWebデザイナー、UI/UXデザイナーを目指すなら、本をたくさん読もう!
- 本は、業界の人がおすすめしている「良書」を選ぶべし。
以上でおすすめ本のお話はおしまいです!
お疲れ様でした。どうもありがとさん